岐阜県工業教育活性化プロジェクト
本県の工業教育を取り巻く状況には、少子化の一層の進展、新入試制度の実施などの変化があり、決して楽観視できない状況があります。このような大きな変化の中で、私たち高等学校教育研究会工業部会としては県内の工業高校がそれぞれの地域から「なくてはならない高校」として引き続き応援していただけることを願って、本年度から新たに「工業教育活性化プロジェクト」を立ち上げ具体的な活動に取り組んでおります。その主な内容は次のとおりです。
ふるさと岐阜の未来は、工業教育から
ものづくりスペシャリスト
ものづくりを通して、豊かな人間性と確かな工業力の育成
- 専門性の基礎・基本の重視
(高校生ものづくりコンテスト、ものづくり技術アイデアコンテストの充実) - 技能検定・資格・検定試験の奨励と支援体制の構築
(ジュニアマイスター顕彰制度の奨励) - キャリア教育の一層の充実
(基礎学力の向上、望ましい勤労観・職業観と進路先の保証、社会人基礎力) - 施設・設備の充実と新技術への対応
- 工業科教員の意識改革とスキルアップの推進
- 専門性の基礎・基本の重視
社会の変化やニーズに柔軟に対応
入口(高校入試)、工高(教育課程)、出口(進路決定)
- 少子化に対する工業系高校としての具体的プラン
- 積極的な広報活動
(岐阜県新高校入試制度と広報活動、認知度アップ - 新学習指導要領の実践的研究
(教育課程と工業科における言語活動の充実) - 大学進学希望者への支援と高大連携の推進
- 産業界の動向への対応
(空洞化、円高→グローバル化)、(知識・技術の高度化)、(基盤技術の継承と発展)
ふるさと岐阜を担う
社会貢献→産学官パートナーシップ→岐阜を支えるリーダー育成
- 地域の基幹産業と(産業界)との連携、インターンシップの充実
- 地域社会との連携(社会貢献、テクノボランティア、出前授業、地域の活性化)
- 小・中学校、専門高校、大学の連携と接続
- 地域のもつ教育力の活用
- ふるさと岐阜のものづくり産業を担う、将来のリーダーを育成