「一個下」


 職場で年齢の話題になる。最近四十二歳になったボクは肩身が狭いのでにこにこして聞いていることにする。やがて、「えっ、○○先生って、わたしの一コ下だったの?」という言葉がボクの感覚に引っかかる。
 「それは『ひとつ下』というんだ」とか思うわけだが、しかし、『ひとつ』というのは『一コ』という意味だ」と気づいて納得。昔の人も「『ひとつ』とは何事だ。一歳と言え」とか言われていたのかも。回る回るよ、時代は回る。

 

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