ワワワと泡が(10分)

− 過酸化水素の分解 −

[ねらい] 過酸化水素水は適当な触媒が存在すると、激しく分解して酸素を発生します。メスシリンダーに過酸化水素水と台所用液体洗剤を入れ、触媒であるヨウ化カリウムを少量入れると、分解反応が起こります。発生した酸素は、洗剤によって泡となり、ブクブクと多量に噴き出してきます。オキシドールが消毒作用を示すのもこの過酸化水素の分解反応のせいです。
[使用器具]メスシリンダー,薬さじ,上質紙
[使用材料・薬品]30%過酸化水素,ヨウ化カリウム,台所用液体洗剤
[方  法]
  1. テーブルの上に数枚の上質紙を敷き、その上にメスシリンダーを置きます。メスシリンダーに30%過酸化水素水を約10ml入れ、台所用液体洗剤を少量入れておきます。
  2. 1のメスシリンダーにヨウ化カリウムの結晶を薬さじに1/4ほど加えます。一瞬液が黒くなったかと思うとすぐさま、多少黄色がかった白い泡がモクモクと湧いてきます。
  3. 白い泡から湯気が発生するので、反応の際に熱が発生していることがわかります。また、ヨウ化カリウムが多少分解されてヨウ素ができ ますので、上質紙についているデンプンと反応してヨウ素デンプン反応の青黒い色が観察できます。
[危険・注意] 30%過酸化水素水はかなり劇薬です。手指につけたり皮膚につけたりすると、白くなってしまいます。注意して扱ってください。

  過酸化水を薄めたものが消毒薬のオキシドールです。傷口にオキシドールを塗って泡が出るのも同じ原理で、血液の中に含まれる酵素のカタラーゼがこの分解反応の触媒の役割をしていると考えられます。  


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