モンケ=ハンは、弟フビライに命じて、雲南の大理を滅ぼし、さらにチベット(吐蕃)、ヴェトナムに侵攻させた。また、もう一人の弟フラグを西方に派遣して、アッバース朝を滅ぼした(1258年)。さらに南宋を攻撃した。モンゴル軍の侵攻は、朝鮮半島にもおよび高麗を属国とした(1259年)。こうして、13世紀半ばには世界史上空前の大帝国が出現した。