【柔軟性を高める】
柔軟性を高めるトレーニング
  柔軟性を高めるトレーニングは、関節を大きく動かして、筋肉、腱(けん)、靱帯(じんたい)などを十分に伸ばす方法(ストレッチング)によっておこなわれます。ストレッチングには、弾みや反動を使っておこなう動的ストレッチングと、ゆっくり伸ばしてから静止する静的ストレッチングとがあります。近年は、より安全であることから、静的ストレッチングがさかんに用いられています。
  静的ストレッチングは、自然な呼吸をしながら、心地よい痛み(ストレッチ感)を感じるところまで筋肉をゆっくり伸ばし、伸ばした位置で20〜30秒間、静止状態を保ちます。
  柔軟性が高まれば、関節の可動範囲が大きくなり、動作が無理なくスムーズにできるようになります。また、筋断裂(きんだんれつ)などのけがを予防するのにも役立ちます。
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・脚を前でクロスして、腰より身体を曲げ、上体の力を抜く。
・姿勢に気をつけてゆっくり行い、反動やはずみをつけない。
・呼吸を止めずにゆったりした気分で、10〜30秒間一定の姿勢を続ける。
・片方だけでなく、左右をバランスよく行う。
・膝に反対側のひじをかけ、身体を横にひねる。
・姿勢に気をつけてゆっくり行い、反動やはずみをつけない。
・呼吸を止めずにゆったりした気分で、10〜30秒間一定の姿勢を続ける。
・片方だけでなく、左右をバランスよく行う。
・手首をつかんで、ゆっくりと上に引き上げながら、横に倒す。
・姿勢に気をつけてゆっくり行い、反動やはずみをつけない。
・呼吸を止めずにゆったりした気分で、10〜30秒間一定の姿勢を続ける。
・片方だけでなく、左右をバランスよく行う。
・ひじを持って、後ろに引く。
・姿勢に気をつけてゆっくり行い、反動やはずみをつけない。
・呼吸を止めずにゆったりした気分で、10〜30秒間一定の姿勢を続ける。
・片方だけでなく、左右をバランスよく行う。
・腕を上げ、ひじを持って後ろに引く。
・姿勢に気をつけてゆっくり行い、反動やはずみをつけない。
・呼吸を止めずにゆったりした気分で、10〜30秒間一定の姿勢を続ける。
・片方だけでなく、左右をバランスよく行う。
・片方の膝を曲げて座り、仰向けに寝る。
・姿勢に気をつけてゆっくり行い、反動やはずみをつけない。
・呼吸を止めずにゆったりした気分で、10〜30秒間一定の姿勢を続ける。
・片方だけでなく、左右をバランスよく行う。
・足を前後に開き、前の足を曲げて屈む。曲げている足のアキレス腱を伸ばす。
・姿勢に気をつけてゆっくり行い、反動やはずみをつけない。
・呼吸を止めずにゆったりした気分で、10〜30秒間一定の姿勢を続ける。
・片方だけでなく、左右をバランスよく行う。
・姿勢は長座位で行う。
・ペアを組んで行い、伸ばしたい筋群を、抵抗を使って収縮させることにより柔軟性を高める。
・呼吸方法は1回ずつ息を止めながら実施し、あいだに深呼吸をする。
・回数は5〜7秒間を5〜7回程度行う。
・姿勢はあぐら座位、足底を合わせて行う。
・ペアを組んで行い、伸ばしたい筋群を、抵抗を使って収縮させることにより柔軟性を高める。
・呼吸方法は1回ずつ息を止めながら実施し、あいだに深呼吸をする。
・回数は5〜7秒間を5〜7回程度行う。
・姿勢は開脚座位で行う。
・ペアを組んで行い、伸ばしたい筋群を、抵抗を使って収縮させることにより柔軟性を高める。
・呼吸方法は1回ずつ息を止めながら実施し、あいだに深呼吸をする。
・回数は5〜7秒間を5〜7回程度行う。
・姿勢は椅子座位で行う。
・ペアを組んで行い、伸ばしたい筋群を、抵抗を使って収縮させることにより柔軟性を高める。
・呼吸方法は1回ずつ息を止めながら実施し、あいだに深呼吸をする。
・回数は5〜7秒間を3〜5回程度行う。
・姿勢は椅子座位で行う。
・ペアを組んで行い、伸ばしたい筋群を、抵抗を使って収縮させることにより柔軟性を高める。
・呼吸方法は1回ずつ息を止めながら実施し、あいだに深呼吸をする。
・回数は5〜7秒間を3〜5回程度行う。
・姿勢は背臥位(仰臥位)で行う。
・ペアを組んで行い、伸ばしたい筋群を、抵抗を使って収縮させることにより柔軟性を高める。
・呼吸方法は1回ずつ息を止めながら実施し、あいだに深呼吸をする。
・回数は5〜7秒間を5〜7回程度行う。