化学のレシピ  - 化学演示実験カード -

登録番号: 99
分類番号: C111  化学II 化学反応の速さと平衡 学反応の速さと平衡

タイトル:  振動反応

所要時間: 15 分

目  的: 反応の速さに影響を与える因子を考察する

器  具:

ビーカー(300ml.5),ガラス棒,薬包紙,薬さじ,マグネティックスターラー,ピペット

薬  品:

硫酸鉄(U),臭素酸カリウム,KBr,硝酸セリウム(W)アンモニウム,3M-硫酸 1,10-フェナントロリン,マロン酸

事前準備:

フェロイン溶液,A,B,Cの各溶液は必要に応じて使用直前に調製しておいてもよいが,いずれも長期の保存には耐えない。

方  法:

  1. 硫酸鉄(U)0.23gを蒸溜水100mlに溶かし,ここへフェナントロリン0.46gを加える。…フェロイン溶液
  2. 臭素酸カリウム7.6gを蒸溜水200mlに溶かす。…A液
  3. マロン酸6.2gと臭化カリウム1.4gを蒸溜水200mlに溶かす。…B液
  4. 3M-硫酸180mlに蒸溜水20mlと硝酸セリウム(W)アンモニウム1.36gを加えて溶かす。…C液
  5. ビーカーにA液を入れ,かくはんしながらB液,次いでC液,次いでフェロイン溶液12mlを加える。(赤→緑→青→紫→赤紫→赤と変色を繰り返す)

留 意 点:

液温は40℃ぐらいがよい。20℃以下では振動周期がかなり長くなる。A〜Cの各溶液を順次加える際に臭素が発生するので換気に注意する。

関連領域:

化学IB 物質の変化 酸化・還元

参考文献:

「実験による化学への招待」(日本化学会編)

化学レシピ 岐阜県高等学校理化教育研究会

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