県内のどのあたりにどんな伝統的な行事や工芸品が分布しているか調べてみました。分布地図に見られるように県内には様々な伝統行事伝統工芸品があります。
 春の山王祭(さんのうまつり)と秋の八幡祭(はちまんまつり)の二度にわたって行われる高山祭りは古くから続けられている全国的にも有名なお祭りです。
 また, 伝統工芸品では関市の刃物をはじめ多治見市などの陶磁器, 美濃市の和紙, 旧八幡町の郡上紬(つむぎ)など地元の資源や自然を生かして発達した品物が数多くあります。こうした,長い歴史を経て現在にも伝わるものを調べてみると, その地域の特徴や自然との関わりが明らかになってくるものです。これら伝統行事や伝統工芸は, 誇りを持って伝統を受け継いでいる人もいる反面, 後継者不足などの点で問題を抱えているものもあります。