@マグマの発生 |
太平洋プレートの沈み込みによって岩石が溶け出し、マグマが発生します。 発生したマグマは上昇していきます。 |
Aマグマ溜(だ)まり |
マグマが上昇していき浮力を失うとある深さで止まり、マグマが集まるところがあります。 ここをマグマだまりといいます。 |
B 噴火 |
マグマ溜まりにあるマグマがさらに上昇していくと、周りの岩ばんが圧力にたえられなくなってこわれ、地表から急げきに溶岩や火山灰が噴出されます。 これを噴火(ふんか)といいます。 |
![]() |
日本には110の活火山があり、岐阜県周辺にもいくつかの活火山があります。活火山とは、過去1万年以内に噴火した記録のある火山や、現在活発な噴気活動がある火山を指します。昔は、噴火記録があっても現在休んでいる火山を「休火山」と呼んだこともありましたが、今は「休火山」や「死火山」という言葉は使われません。例えば富士山は1707年に噴火していますから「活火山」です。 なお、活火山の定義は従来「過去2000年以内に活動があった火山」とされてきましたが、国際的な分類上、「過去1万年以内に活動があった火山」とするのが一般的であるため、2003年1月から定義を改めました。このため、岐阜県では「アカンダナ山」が活火山として加わりました。 岐阜県付近の活火山の過去の噴火活動は次のとおりです。()の中は火山の高さと、火山のランク(下の「用語」を見てください)です。 焼岳(2455m、B):過去に何度か噴火した記録が残っています。大正〜昭和時代には、たびたび噴火しており、現在も噴気活動が盛んです。1995年には、ふもとの工事現場で水蒸気爆発があり、4名の方が亡くなっています。
アカンダナ山(2109m、C):過去1万年以内に、火山活動があったことが分かっています。 乗鞍岳(3026m、C):最新の噴火は、約2000 年前に恵比須岳で発生し、火山灰の噴出と溶岩の流出が起こっています。山頂部に噴気地帯は存在しません。 御嶽山(3067m、B):2014年9月27日に水蒸気噴火が発生し死者・行方不明者合わせて63人の被害を出しました。現在も噴気活動が活発となっています。
白山(2702m、C):昔は活発な噴火をしていました。1554年には火砕流も起きています。1659年の噴火を最後に静かになっています。
|
火山のランク:活火山のうち、過去100年以内に活発な活動があり、それ以前にも活動が活発であったことを表すために、活動が活発な順番に「A」「B」「C」の3ランク分けしています。例えば、浅間山、桜島、雲仙岳、三宅島、有珠山などは「A」、富士山や那須岳は「B」などとなっています。 |