e-予報官（よほうかん）からのアドバイス

観測（かんそく）データの説明（せつめい）

地点名

観測（かんそく）している場所の名前です。設置（せっち）している場所は岐阜県の気象観測所配置図（きしょうかんそくじょはいちず）（岐阜地方気象台webページ）をごらん下さい。

気温

気温は空気の温度のことです。表示（ひょうじ）する気温は、表に書いてある時間に観測（かんそく）した値（あたい）を表します。

毎時０分のデータ（１日２４回）を平均（へいきん）した気温を平均（へいきん）気温といいます。

降水量（こうすいりょう）

降水量（こうすいりょう）は雨の量（りょう）を表します。表に書いてある時間の１時間前からその時間までに降（ふ）った降水量（こうすいりょう）の合計を表します。この降水量（こうすいりょう）を１時間降水量（こうすいりょう）と言います。２４時間前からその時間までに降（ふ）った量（りょう）は２４時間降水量（こうすいりょう）、１日の中で降（ふ）った量（りょう）は日降水量（こうすいりょう）と言います。

風向

風向は風の吹（ふ）いてくる方向のことです。風の吹（ふ）いてくる方向は東西南北を１６方位（ほうい）に分けて表示（ひょうじ）します。

風速

風速は風の強さのことです。風の強さは空気が１秒（びょう）間に何メートル動いたかで表します。表に書いてある時間の１０分前からその時間までの１０分間の空気の動きを平均（へいきん）した値（あたい）を表示（ひょうじ）します。

日照（にっしょう）時間

表に書いてある時間の１時間前からその時間までの１時間に、日光が地表を照（て）らした時間を表します。

積雪深（せきせつしん）

積雪深（せきせつしん）は雪の深さのことです。表に書いてある時間に積（つ）もっている雪の深さを表します。

湿度（しつど）

湿度（しつど）は空気がどのくらい湿（しめ）っているかということです。表に書いてある時間の湿度（しつど）（相対湿度（そうたいしつど））を表します。

現地気圧（げんちきあつ）

観測所（かんそくじょ）での気圧（きあつ）のことです。表に書いてある時間の気圧（きあつ）（相対湿度（そうたいしつど））を表します。

海面気圧（かいめんきあつ）

海面気圧（かいめんきあつ）は観測所（かんそくじょ）での気圧（きあつ）を海面上（0m）の値（あたい）として計算したものです。

気圧（きあつ）は標高（ひょうこう）が高くなると小さくなります。そのため、天気図をかくときは、海面での値（あたい）に計算したものを使います。

表示（ひょうじ）される図の説明（せつめい）

観測（かんそく）地

観測（かんそく）している場所の名前です。設置（せっち）している場所は岐阜県の気象観測（きしょうかんそく）所配置（はいち）図（岐阜地方気象台webページ）をごらん下さい。

気温

表示（ひょうじ）する気温は、図の左上に書いてある時間に観測（かんそく）した値（あたい）です。

風

図の左上に書いてある時間の１０分前からその時間までの１０分間の空気の動きを平均（へいきん）した値（あたい）を表示（ひょうじ）しています。

降水量（こうすいりょう）

図の左上に書いてある時間の１時間前からその時間までに降（ふ）った降水量（こうすいりょう）を表しています。

日照（にっしょう）時間

図の左上に書いてある時間の１時間前からその時間までの１時間に、日光が地表を照（て）らした時間を表しています。

調べてみましょう。

気温と日照（にっしょう）時間に注目してみましょう。

• 岐阜県内で気温が一番高いところは、どこでしょう？
• 最高（さいこう）気温が一番高かったのはどこでしょう？
  夏の良（よ）く晴れた日の最高（さいこう）気温は、だいたい１２時から１６時くらいの間に現（あらわ）れます。日が沈（しず）んでから、グラフから調べましょう。
• 気温が３０℃を超（こ）えたところは、どのあたりでしょう？
  地図を見ると気温の高い所はどんなところですか？
• 最高（さいこう）気温と同じように最低（さいてい）気温ではどこが高いですか？あるいは低（ひく）いですか？調べてみましょう。
  夏の晴れた日の最低（さいてい）気温は、０４時から０９時くらいの間に現（あらわ）れることが多いです。
• その日の天気によって、気温の高い低（ひく）いがどう変（か）わるでしょうか。
  日照（にっしょう）時間に注目して、調べてみましょう。
• 天気が同じなのに気温が場所によってちがうのはなぜか考えてみましょう。

風に注目してみましょう。

• １日のうちで風の強い時間はいつでしょう？
• 昼と夜の風の向きはどう変（か）わったでしょう？
  良（よ）く晴れた日（地上天気図で広く高気圧（あつ）におおわれた日）に調べてみましょう。

降水量（こうすいりょう）に注目してみましょう。

• 雨が降（ふ）っている時に、降水量（こうすいりょう）に注目してみましょう。
  自分の住んでいるところに一番近い観測（かんそく）点の降水量（こうすいりょう）は、何ｍｍになっていますか？
• グラフのデータと自分の目で見た降（ふ）り方と見くらべてみましょう。
  雨が降（ふ）り出したときに、ノートなどに降（ふ）り出した時間、雨の強さ（シトシト、ザーザー、道路がぬれた、水たまりが出来た、かさを差してもぬれた、など）を記入して、そのときの１時間降水量（こうすいりょう）とくらべてみましょう。何回かやると、雨の降（ふ）り方をみて、１時間あたりの雨の量（りょう）がだいたいわかると思います。
• レーダーの雨を降（ふ）らせる雲の動きをみて、自分の住んでいるところの雨とくらべたり、雨の降（ふ）り出す時間、止む時間を考えてみましょう。