注意報ちゅういほう警報けいほう

質問しつもんの一覧

予報官からの答え

麻満さん:10代 注意予報・警報などは、誰が出しているの??教えて下さい。
e-予報官 かんたんに答えてしまえば、その日の予報の当番者ということになりますが、注意報や警報は気象台の責任として出すものなので、 一個人というよりも、必要なときは、他の当番者や気象台職員がいろいろ検討して・・・ということになります。
上野さん:中学生 注意報と警報のちがいはなんですか?
e-予報官 大雨や強風によって、気象災害のおきるおそれがある場合に 注意報を、重大な災害のおそれがある場合には警報を 発表します。岐阜県内のくわしい発表基準は、 こちらにありますので、参考にしてみてください。
松波さん:30代 eー予報官様、今私は、ちょっと、家の母親と、もめていることがあって、それに決着をつけたく、お伺いします。
気象の注意報と警報の事ですが、岐阜市に私は、住んでいるのですが、警報が発表になった時、岐阜市は、岐阜地区になって、西濃と中濃の地域には、入らないのですか、私は今まで、岐阜市は、美濃西濃地域と 思っているのですが、違いますでしょうか。
お伺いを致します。
e-予報官 気象庁では、平成22年5月27日から、大雨警報などの気象警報・注意報を、市町村ごとに発表するようになり、「岐阜・西濃(二次細分区域)」という気象警報・注意報の発表区域は無くなりました。 但し、テレビやラジオでは、市町村等をまとめた地域の名称を用いてお知らせする場合があり、この場合、岐阜市は「岐阜・西濃」に区分されます。
ヨシトさん:中学生 大雨注意報や、大雨警報、洪水注意報、 洪水警報は、地方によって異なるのですか?
e-予報官 基準は地方によって異なります。これは、同じ量の雨が降っても、 災害の起きやすい地方もあれば、起こりにくい地方もあるため、 その地方に合わせて基準を作っているからです。 でも、災害に対する注意を呼びかけるという意味では、 同じです。
樋口さん:小学生 暴風警報の基準は、なんですか。
e-予報官 岐阜地方気象台では、 暴風警報は、風速が17メートル毎秒以上の場合に、 発表しています。 その他の注意報・警報の発表基準は、 こちら にありますので、ごらんください。 ただし、この基準は、都道府県ごとにちがいますので、 岐阜県以外の場所については、その地方の気象台へ お問い合わせください。
緒方さん:40代 強風波浪注意報及び警報の発令基準について教えて頂きたい。
風速○○m以上は注意報、○○mなら警報というように明確な発令基準があると思うのですか?
e-予報官 強風(きょうふう)注意報は、岐阜地方気象台では
風速12メートル以上の風が吹くと予想された場合に発表します。
また、暴風(ぼうふう)警報は、
風速17メートル以上の風が吹くと予想された場合に発表します。
これらの風に、雪が伴うことが予想される場合は、
それぞれ風雪(ふうせつ)注意報、暴風雪(ぼうふうせつ)警報として発表します。
波浪注意報・警報は、岐阜県に海が無いので、発表することはありません。

岐阜県のその他の注意報、警報の発表基準については
こちらをご覧下さい。

なお、他の都道府県の発表基準は、これとは異なります。
なぜなら、同じ風速でも、都道府県によって災害の発生状況が異なるなどの違いがあるために、
発表する基準を調整しているためです。
他の都道府県の発表基準については、お近くの気象台に直接お問い合わせ下さい。

あんちきょじんさん:30代 乾燥注意報と濃霧注意報は,なんとなく背反しているように思うのですが、一緒に出ることがありますよね。 なのに大雨注意報と大雪注意報は一緒に出たことがないように思います。なぜ出ないんですか?
e-予報官 確かに言われてみると、注意報が一緒に発表されたり、されなかったりしますね。
天気予報のルールを決めた「気象官署予報業務取扱便覧」によると、注意報や警報は、以下の通りのルールに従って発表しています。
なお、平成22年5月27日からは、気象警報や注意報は、市町村ごとに発表しています。
注意報・警報の組み合わせ
これで見ると、大雨注意報と大雪注意報は三角印が付いていますから、条件次第では一緒に出ることがあるのです。ちょっと意外でしたね。
なお、この表に載っていない注意報・警報には、一緒に出していけないという決まりはありません。
池田さん:小学生 僕は千葉市に住んでいる小学五年生です。 光化学スモッグ注意報、警報はだれが決めていますか? 教えてください。
e-予報官 実際に注意報を決めているのは、県庁の環境担当の人です。 でも、注意報を出すまでには、ほかにも、いろいろな人が関わっています。
光化学スモッグの発生しそうな気象状態の時には、気象台からも情報を出しています。 そして、県や市の担当の人たちが、スモッグをつくる物質の測定などを行い、 これらをもとにして、スモッグの予報や注意報の発表を行っています。 県から注意報が出されると、市町村の職員たちが、工場にけむりの量をへらすように呼びかけたり、 学校や住民になるべく外に出ないように注意したりします。
ちなみに、光化学スモッグが発生しやすいのは、よく晴れて、暑くて、風が弱い時です。 このような時には、太陽からの紫外線(しがいせん)によって、空気中の物質に化学反応が おきて、スモッグを作り出すのです。
kazuさん:中学生 何で暑い日に光化学スモックが良く出るの??
光化学スモックを私たちの手で防げるの??
e-予報官 光化学スモッグを作るのは、光化学オキシダントという物質で、 大気中のちっ素酸化物や炭化水素類が、化学変化することによって発生します。 この化学変化は、紫外線に反応する光化学反応と呼ばれるもので、紫外線が強く温度の高い時に、 活発に反応が起こるので、晴れて暑い日に多く発生します。
光化学オキシダントのもととなる窒素酸化物などは、自動車の排気ガスや工場から出る煙の 中に含まれています。私たちが、これらを大気中へ出さないですめば、 光化学スモッグを防ぐことができるかもしれません。自動車メーカーや工場によっては、 有害物質をなるべく出さないよう研究をしたり、工夫したりしているところもあるようですよ。
mさん:20代 先日の大雪情報で、関ケ原の積雪12センチとありましたが、 関ケ原に(住んでいるのは大垣に近い垂井ですが)近いのに 雪は畑や駐車場の一部分でした。12センチもあればこちらも 路面がもう少し雪が有っても良さそうで、雪の通り道でなかった のですが、関ケ原のどこで観測したデータがテレビで放送される のか教えてください。
e-予報官 情報に掲載したデータは、アメダスの観測値です。 岐阜県内の詳しいアメダス設置場所は、 こちらをご覧下さい。 ちなみに「関ケ原」のアメダスは、不破郡関ケ原町関ケ原にあります。
また、観測データは、 気象庁ホームページからご覧頂けます。