注意報（ちゅういほう）・警報（けいほう）

かんたんに答えてしまえば、その日の予報（よほう）の当番者ということになりますが、注意報（ちゅういほう）や警報（けいほう）は気象台（きしょうだい）の責任（せきにん）として出すものです。

そのため、一個人（いちこじん）というよりも、必要（ひつよう）なときは、他の当番者や気象台（きしょうだい）職員（しょくいん）がいろいろ検討（けんとう）して･･･ということになります。

大雨や強風によって、気象（きしょう）災害（さいがい）のおきるおそれがある場合に注意報（ちゅういほう）を、重大な災害（さいがい）のおそれがある場合には警報（けいほう）を発表します。

岐阜（ぎふ）県内のくわしい発表基準（きじゅん）は、お天気情報＞警報・注意報＞「e-予報官のアドバイス」のページを参考（さんこう）にしてみてください。

気象庁（きしょうちょう）では、平成２２年５月２７日から、大雨警報（けいほう）などの気象（きしょう）警報（けいほう）・注意報（ちゅういほう）を、市町村ごとに発表するようになり、「岐阜（ぎふ）・西濃（せいのう）」という気象（きしょう）警報（けいほう）・注意報（ちゅういほう）の発表区域（くいき）は無（な）くなりました。

但（ただ）し、テレビやラジオでは、市町村等をまとめた地域（ちいき）の名称（めいしょう）を用いてお知らせする場合があり、この場合、岐阜（ぎふ）市は「岐阜（ぎふ）・西濃（せいのう）」に区分（くぶん）されます。

基準（きじゅん）は地方によって異（こと）なります。これは、同（おな）じ量の雨が降（ふ）っても、災害（さいがい）の起きやすい地方もあれば、起こりにくい地方もあるため、その地方に合わせて基準（きじゅん）を作っているからです。

しかし、災害（さいがい）に対する注意を呼（よ）びかけるという意味では、同（おな）じです。

岐阜（ぎふ）地方気象台（きしょうだい）では、 暴風（ぼうふう）警報（けいほう）は、風速が１７メートル毎秒（びょう）以上（いじょう）の場合に、発表しています。

その他の注意報（ちゅういほう）・警報（けいほう）の発表基準（きじゅん）は、お天気情報＞警報・注意報＞「e-予報官のアドバイス」のページをごらんください。

なお、この基準（きじゅん）は、都道府県（とどうふけん）ごとにちがいますので、岐阜（ぎふ）県以外（いがい）については、地元の気象台（きしょうだい）へお問い合わせください。

強風注意報（ちゅういほう）は、岐阜（ぎふ）地方気象台（きしょうだい）では風速１２メートル以上（いじょう）の風が吹（ふ）くと予想された場合に発表します。また、暴風（ぼうふう）警報（けいほう）は、風速１７メートル以上（いじょう）の風が吹（ふ）くと予想された場合に発表します。

これらの風に、雪が伴（ともな）うことが予想される場合は、それぞれ風雪（ふうせつ）注意報（ちゅういほう）、暴風雪（ぼうふうせつ）警報（けいほう）として発表します。

波浪（はろう）注意報（ちゅういほう）・警報（けいほう）は、岐阜（ぎふ）県に海が無（な）いので、発表することはありません。

岐阜（ぎふ）県のその他の注意報（ちゅういほう）、警報（けいほう）の発表基準（きじゅん）については、お天気情報＞警報・注意報＞「e-予報官のアドバイス」のページをごらんください。

なお、他の都道府県（とどうふけん）の発表基準（きじゅん）は、これとは異（こと）なります。なぜなら、同（おな）じ風速でも、都道府県（とどうふけん）によって災害（さいがい）の発生状況（じょうきょう）が異（こと）なるなどの違（ちが）いがあるために、発表する基準（きじゅん）を調整（ちょうせい）しているためです。

他の都道府県（とどうふけん）の発表基準（きじゅん）については、お近くの気象台（きしょうだい）にお問い合わせ下さい。

確（たしか）かに言われてみると、注意報（ちゅういほう）が一緒（いっしょ）に発表されたり、されなかったりしますね。

天気予報（よほう）のルールを決めた「気象官署予報業務取扱便覧（きしょうかんしょよほうぎょうむとりあつかいびんらん）」によると、注意報（ちゅういほう）や警報（けいほう）は、以下（いか）の通りのルールに従（したが）って発表しています。

なお、平成２２年５月２７日からは、気象（きしょう）警報（けいほう）や注意報（ちゅういほう）は、市町村ごとに発表しています。

これで見ると、大雨注意報（ちゅういほう）と大雪注意報（ちゅういほう）は三角印（さんかくしるし）が付（つ）いていますから、条件次第（じょうけんしだい）では一緒（いっしょ）に出ることがあるのです。ちょっと意外でしたね。

なお、この表に載（の）っていない注意報（ちゅういほう）・警報（けいほう）には、一緒（いっしょ）に出していけないという決まりはありません。

実際（じっさい）に注意報（ちゅういほう）を決めているのは、県庁（けんちょう）の環境担当（かんきょうたんとう）の人です。ただし、注意報（ちゅういほう）を出すまでには、ほかにも、いろいろな人が関（かか）わっています。

光化学スモッグの発生しそうな気象状態（きしょうじょうたい）の時には、気象台（きしょうだい）からも情報（じょうほう）を出しています。そして、県や市の担当（たんとう）の人たちが、スモッグをつくる物質（ぶっしつ）の測定（そくてい）などを行い、これらをもとにして、スモッグの予報（よほう）や注意報（ちゅういほう）の発表を行っています。

県から注意報（ちゅういほう）が出されると、市町村の職員（しょくいん）たちが、工場にけむりの量をへらすように呼（よ）びかけたり、学校や住民（じゅうみん）になるべく外に出ないように注意したりします。

ちなみに、光化学スモッグが発生しやすいのは、よく晴れて、暑くて、風が弱い時です。このような時には、太陽からの紫外線（しがいせん）によって、空気中の物質（ぶっしつ）に化学反応（かがくはんのう）がおきて、スモッグを作り出すのです。

光化学スモッグを作るのは、光化学オキシダントという物質（ぶっしつ）で、大気中の窒素酸化物（ちっそさんかぶつ）や炭化水素類（たんかすいそるい）が、化学変化（かがくへんか）することによって発生します。

この化学変化（かがくへんか）は、紫外線（しがいせん）に反応（はんのう）する光化学反応（こうかがくはんのう）と呼（よ）ばれるもので、紫外線（しがいせん）が強くて温度が高い時に、活発に反応（はんのう）が起こるので、晴れて暑い日に多く発生します。

光化学オキシダントのもととなる窒素酸化物（ちっそさんかぶつ）などは、自動車の排気（はいき）ガスや工場から出る煙（けむり）の中に含（ふく）まれています。

私たちが、これらを大気中へ出さないですめば、光化学スモッグを防（ふせ）ぐことができるかもしれません。自動車メーカーや工場によっては、有害（ゆうがい）物質（ぶっしつ）をなるべく出さないよう研究（けんきゅう）をしたり、工夫（くふう）したりしているところもあるようですよ。

情報（じょうほう）に掲載（けいさい）したデータは、アメダスの観測値（かんそくち）です。

岐阜（ぎふ）県内の詳（くわ）しいアメダス設置場所（せっちばしょ）は、岐阜地方気象台のホームページ＞岐阜地方気象台の気象観測のページをご覧（らん）下さい。

ちなみに「関ケ原（せきがはら）」のアメダスは、不破郡（ふわぐん）関ケ原（せきがはら）町関ケ原（せきがはら）にあります。また、観測（かんそく）データは、気象庁ホームページ＞各種データ・資料＞最新の気象データ＞岐阜県の観測データのページからご覧（らん）頂（いただ）けます。