|
|
|
|
フスマ(小麦を粉にひいた時に出るカラ)や米ぬかを土に混ぜ, 田のように水を張ってビニールでおおい, 2〜4週間待ちます。水でおおわれ太陽熱が加わると, 微生物の活動が活溌になります。その結果, 土の中の酸素が非常に少なくなり(還元されて), 菌や虫が死滅します。
化学薬品を用いないので環境にやさしいうえに, これまでの方法より費用が安く, 効果が高いという長所があります。 |
|
|
|
|
|
夕方から夜間に活動する夜行性のガなどは, 光を照らすと眠った状態になります。そこで, 夜間, 光を照らし続けることで, 活動をおさえ, 被害を少なくする方法です。光は, 夜間に活動する他の虫を引きつけにくい黄色を使います。
右の調査では, トマトの害虫オオタバコガは, 夜間に点灯したハウス周辺で, 2割ほどしか活動しませんでした。果実などへの食害がわずかにみられましたが, 被害は少なく, 防虫効果の高いことが確認できました。
|
|
防虫ネットでハウスをおおって, 病虫の進入を防ぎます。網目は, 防ぐ虫の大きさによって違い, ほうれんそう1mm, ぎふ枝豆2mm, トマト4〜6mm, などを使います。
右の調査では, 防虫ネットがない場合に比べて, わずか5%ほどの被害でした。他の作物による実験でも, 高い防虫効果が認められています。
網目が1〜2mm程度の場合, 風通しがわるくなりがちであるため, ハウス内が高温になりやすい点に, 気をつける必要があります。 |
|
|
|