[ねらい] |
濃硝酸は酸化力の強い酸で、銅を溶かします。このとき、黄褐色で有毒な二酸化窒素という気体を発生し、液は硝酸銅ができるのできれいな緑色を示します。二酸化窒素は水に溶けやすく無色に変わり、硝酸銅の溶液に水を加えると青色の溶液にかわります。
|
[使用器具] | ビーカー,ピンセット,試験管,ゴム栓 |
[使用材料・薬品] | 銅片(または10円玉),濃硝酸 |
[方 法] |
- ビーカーに濃硝酸を50ml ほど取り、銅片を2〜3枚入れます。黄褐色の二酸化窒素を発生しますが、有毒ですので注意してださい。
- 1のビーカーを傾け、二酸化窒素を試験管に注ぎ、ゴム栓をしておきます。
- 2の試験管に水を少量入れよく振ると、二酸化窒素が水に溶けて無色になるのがわかります。
- 1のビーカーの液体が緑色であることを確認し、水を200ml ほど入れます。溶液はパッと青色に変わります。
|
[危険・注意] |
- @黄褐色の二酸化窒素は有毒です。換気の良い部屋で実施し、できるだけ気体を吸わないようにしてください。
- A濃硝酸を手につけると黄色に変色し、危険です。気をつけてください。
- B溶液はいずれも有毒です。取り扱いに注意してください。
|