◎指導計画(全15時間) |
(1)授業の流れ |
第1次 オブジェ作品や現代美術作品を鑑賞し、表現の意図について理解する。(2時間)
第2次 作品表現の主題を考え、コンセプトを練る。(2時間)
第3次 効果的な表現方法や材料を考え、下図を線描し、制作計画を立てる。(2時間)
第4次 各自の制作計画に沿って、立体表現及び描画表現する。(8時間) 第5次 自己の作品を発表し、互いに鑑賞する。(1時間) |
時 |
ねらい |
学習活動 |
1
2 |
○芸術表現は個人的な感情の発露や、感動の表現にとどまらず、社会的メッセージや、哲学・思想をも表現できる点を理解し、作品表現の可能性を知る。
また、積極的に鑑賞者の目を意識して表現されている作品について学ぶ。 |
学習課題
様々な現代美術作品を鑑賞し、作者の作品表現の意図を読み取り、レポートを作成しよう。 |
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○オブジェ作品の定義を学ぶ。
○美術史の流れを踏まえ、多様な発想の表現が生まれてきた必然を学ぶ。
○現代美術作品のテーマや作者の制作意図について考え、意見交換を行う。
○作品を表現する材料(素材)に着目し、その効果と意味について考える。
○以上の学習活動についてレポートにまとめる。 |
3
4 |
○作品によって他人に何かを考えさせることを念頭に置きながら作品テーマを考えることにより、美術表現における可能性と意義を感じさせると共に、コミュニケーション能力を育てる。 |
学習課題
作品のテーマを決定し、コンセプトを作成しよう。 |
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○他人に何を感じさせたいか意図を考え、作品テーマを絞り込む。
○コンセプトを文章化することにより、自分の制作意図を明確にする。 |
5
6 |
○完成を予想しながら図を制作し、材料や制作手順を考えることにより、想像力と思考力を養う。 |
学習課題
コンセプトに基づき、作品のラフスケッチを描こう。効果的な材料を考え、制作手順を計画しよう。
また素材体験を通じて、作品計画を発展させよう。 |
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○具体的な制作過程を考えることにより、作品のアイデアをより発展的なものにする 。 |
7 〜 13 |
○能動的な制作への取り組みにより、自分の考えを自ら実現する力を育てる。
○手順に沿った制作を行うことにより、形態や立体の構造を考え、造形力を養う。
○モチーフの観察を深め、より説得力のある表現を目指す。 |
学習課題
制作計画に沿って、オブジェ作品を制作しよう。 |
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○立体的造形にも平面的描写にも、観察を通して説得力のある表現をする。
○より効果的な表現を目指し、材料や制作過程で起きることの発見に努め、臨機応変に対応し完成させる。 |
15 |
○自分の作品について他者に伝えることにより、プレゼンテーション能力を育てる。
また、他人の考えを探り、作品鑑賞することにより、他人を理解するコミュニケーション能力を育てる。 |
学習課題
作品をプレゼンテーションし、自分の作品コンセプトを他人に伝えよう。他者の作品を鑑賞し、意図を読み取りコミュニケーションを図ろう。 |
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○鑑賞レポートを作成する。 |