阿寺断層

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【場所】岐阜県恵那郡坂下町
【撮影月日】年8月27日
【撮影者】森川彰夫  
 阿寺断層は、中津川市南東部の神坂(みさか)付近から益田郡萩原町まで約70kmのびている日本有数の活断層です。
 恵那郡坂下町は、木曽川によってつくられた河岸段丘の上に発達した町です。その町を南南東から北西方 向に阿寺断層が横切って、数段ある段丘をずらしており、そのずれは高い位置にある段丘面(古い時代の段丘)ほど大きくなっています。このことは、阿寺断層は第四紀の初め(約200万年前)から現在まで何度か繰り返して活動してきたことを示しています。
 段丘面は、低いほうから、西方寺面、坂下面、高部面および松源地面と呼ばれています。