三川の結晶片岩

小八賀川の河床(結晶片岩の岩盤)
撮影場所 吉城郡国府町三川
撮影者 中田 裕一
 結晶片岩は、堆積岩や火山噴出物が、地下の圧力により変成してできた変成岩の仲間です。三川の結晶片岩は、幅約3kmの飛騨外縁帯と呼ばれる地帯の岩石のひとつです。この岩石は、古生代石炭紀前期(約3億5千万年前)にできたとされますが、飛騨外縁帯の詳しい成因はわかっていません。 

結晶片岩

結晶片岩の露頭
 三川の結晶片岩は、緑色をしていて圧力の影響で板状に割れやすい岩石です。変成岩としての変成度は小さいといえます。緑色の結晶は緑泥石です。