飛水峡のチャート
撮影場所 加茂郡七宗町
       川並飛水峡
撮影者 木澤 慶和
飛水峡のチャート
七宗町を流れる飛騨川がつくる飛水峡は中生代三畳紀〜ジュラ紀に堆積したチャートや砂岩、泥岩などからなる地層が切り立った崖をつくっています。
                
 チャートは放散虫という0.1mm程度の大きさの珪質の殻を持ったプランクトンの死骸が堆積してできたものです。
 飛水峡をつくるチャートは中生代三畳紀〜ジュラ紀前期に形成されました。石英と同じ成分SiO2 からできているため非常に硬く浸食にも耐えて峡谷をつくっています。
 チャートの色は赤いものが多いですが、黒、緑、白など多様で含まれている鉄分の状態によってさまざまな色になります。