54 上空からの乗鞍岳 |
乗鞍岳の西側上空からの姿です。右に丸く見えるのが権現池−高天ヶ原火山体の火口で、この周囲にある頂のもっとも高いものが剣ヶ峰です。権現池−高天ヶ原火山体の火口から手前に岩井谷溶岩流が流れ下った様子が分かります。 溶岩流の側方には溶岩堤防が連なっているのも分かります。中央やや左寄りにある火口は恵比須岳火山体で、ここからは恵比須溶岩が手前に流れ下っています。 また、険しい斜面となっている部分は烏帽子火山体が浸食・崩壊を受けて形成されました。乗鞍岳の地質図と照らし合わせて、火山の地形の特徴をとらえてみましょう。 |
写真提供:HAYAKAWA |