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第二次世界大戦から戦後中国に支配されるころのチベットを舞台にしています。 |
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1997年 |
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アメリカ |
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オーストリアの登山家ハラーは、ヒマラヤの山への登頂に失敗しイギリス領へ下山する。しかし、そ
の時第二次世界大戦が勃発し、ハラーは敵国人として収容所に入れられる。苦労の末、収容所を脱走し
外国人が入れないチベットの首都ラサへ潜入する。ラサでの生活をしていたハラーは、当時14歳のチ
ベットの支配者であるダライ=ラマ14世と出会う。好奇心旺盛な少年であったダライ=ラマとハラーは
親しく交流を行ったが、ハラーはダライ=ラマの即位を見届けてオーストリアへ帰国した。
しかし、中華人民共和国がチベットへの侵略を開始する。チベットの文化が兵士たちによって踏みに
じられていくなか、ダライ=ラマはインドへ亡命する。 |
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ヒマラヤ山脈のふもとに位置するチベットは、チベット仏教を中心にした独自の文化と国家をつくり
あげてきた。観世音菩薩の生まれ変わりとされる活仏ダライ=ラマを君主として、ラサにある城塞宮殿
ポタラ宮が政治・宗教の中心となっている。現在も、チベットは中華人民共和国の自治区となっている
が、独立を求める運動が後を絶えない。映画にも出てくるダライ=ラマ14世は現在インドで生活してお
り、チベットへの帰国を望んでいる。 |
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「チベットのポタラ宮殿」 |
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