第二次世界大戦が終了すると同時に、世界は米ソ東西対立の冷戦(Cold War)の時代へと突入していった。東側(共産陣営)は1917年のロシア革命により生まれたソ連(USSR)を中心にその勢力を拡大しつつあった。すでに1924年にチョイバルサンの指導の下に社会主義国としてのスタートを切ったモンゴル人民共和国に加え、USSRの周囲では東欧・東アジア(中国・朝鮮半島)などで、共産主義勢力が台頭しつつあり、アメリカ合衆国(USA)を中心とする西側(自由陣営)勢力は危機感を強めていた。