イギリスの「縦断政策」
イギリスのカイロからケープタウンを結ぶ地域の植民地化計画。イギリスは世界政策(3C政策)を推進したケープ植民地首相(任1890〜)セシル=ローズを風刺した有名な風刺画には、ライフルを背に電信線を敷設する彼がカイロとケープタウンに両足をかけている姿(アフリカ縦断政策)として描かれている。また、彼の言葉である「地球の表面を1インチといえども取らなければならない」は、イギリス帝国主義を象徴する言葉である。
セシル=ローズは、イギリス本国の植民地大臣ジョゼフ=チェンバレンと共謀し「南ア(ブール・ボーア)戦争(1899〜1902)」をおこした。現在のザンビア、マラウィ、ジンバブエの地域は、植民地時代、彼の名にちなんで「ローデシア」とよばれていた。