ファショダ事件(1898)

  アフリカにおけるイギリス「縦断政策」(3C政策の一環)とフランス「横断政策」の衝突としてスーダンのファショダでおこった事件。先に到着したフランスに対し、イギリスが退去を要求し英仏の開戦の危機が生じたが、フランスの譲歩で妥協が図られた。アフリカにおける最初の帝国主義の衝突である。フランスは、「横断政策」を断念し、その関心をモロッコへ向けることとなった。