政権を掌握したナポレオンは、財政の安定や、商工業の振興、教育制度の確立などの政策を実施するとともに、革命の成果を定着させる民法典(ナポレオン法典)を公布した。1804年には国民投票で圧倒的な支持を受けて皇帝に即位し、ナポレオン
1世と称した。(第1帝政)
ナポレオンが皇帝となったことをきっかけにして、イギリス・オーストリア・ロ シアは第3回対仏同盟を結成し、フランスに対し圧力をかけた。それに対して、ナポレオンはイギリス上陸作戦を計画したがフランス・スペイン連合艦隊はトラファ
ルガーの海戦でネルソン提督率いるイギリス海軍に撃破され壊滅したため、ナポレ オンはイギリス上陸を断念した。