プロイセンとフランスが、
普仏戦争(1870〜71)を始めると、ローマ教皇領に駐留していたフランス守備隊が撤退した。その機を逃さず、イタリア王国はローマ教皇領を占領して、イタリア統一を完成させた。
 これに対し、教皇ピウス9世は、「ヴァチカンの囚人」宣言をし、以後イタリア国王・政府と対立し続けた。