女真族を統一したヌルハチは、後金(1616〜36)を建国した。サルホの戦い(1619)で明軍に勝利し、遼東方面への進出を可能にした。ヌルハチは、民族名を女真から「満州」と改称し、満州文字を制定するなど民族意識の高揚につとめた。また、軍事・行政組織として八旗を編成し、1625年には都を遼陽から瀋陽に遷都した。瀋陽は、次のホンタイジによって「盛京」と改称された。