独ソ不可侵条約の締結により力を得たドイツは1939年9月1日ポーランド侵攻を開始した。これに対しイギリス・フランスはドイツに宣戦を布告し、第二次世界大戦が始まった。ドイツ軍は戦車と航空機の機動力を生かして電撃戦を行いポーランドを圧倒した。9月半ばにはソ連軍もポーランドに侵入しホーランドは敗北した。
 西部戦線ではしばらく平穏であったが、ドイツ軍は40年4月デンマーク・ノルウェーに、5月オランダ・ベルギーに侵入し、さらにフランスに侵攻して電撃戦によってフランス軍を壊滅させ、6月パリを占領した。フランスはドイツに降伏し、ドイツはフランスの北半分を占領した。ドイツ軍の優勢を見てイタリアもドイツ側について参戦した。
 ドイツはイギリス本土への上陸を行おうとしたが、イギリスはドイツ軍の激しい空襲をしのぎ、ドイツ軍の上陸を阻止した。41年4月には、イタリアを支援してバルカン半島に軍を派遣し、ユーゴスラビアとギリシャを占領 した。