1945年に入るとドイツの敗色は濃厚になった。4月末にヒトラーが自殺して、首都のベルリンがソ連軍に占領されると、5月7日ドイツは連合国に無条件降伏した。
 日本も絶望的な抵抗を続けていたが、1945年2月にはフィリピンが占領された。そして、4月1日アメリカ軍は沖縄本島に上陸した。沖縄では住民を巻き込んだ壮絶な地上戦が展開され、25万人以上の人の命が奪われた。7月に連合国は日本に無条件降伏を勧告するポツダム宣言を発表したが、日本はそれを黙殺した。そのため、8月6日広島に、さらに9日には長崎に原子爆弾が投下され二つの都市は壊滅した。
  同時にソ連軍は日ソ中立条約の規定を無視して、日本に宣戦布告を行い満州に侵攻した。これにより、8月14日日本政府はポツダム宣言を受諾し連合国に無条件降伏し、8月15日、戦争は終了した。