『素早く動く』って、どんなことでしょうか?静止している状態から動き出したり、
動いていた方向を変えたりする時にかかる時間が短いと言うことだと考えます。
では『素早く動く』ためにはどうしたらいいのかというと、膝を曲げ腰を落とし、
重心を低く保つことが大切です。重心を低く(膝を曲げる)することによって、
筋肉を動かす準備ができるからです。筋肉は、伸びたり縮んだりすることで
関節を動かしています。筋肉を素早く動かす為には反動が必要になります。
つまり、筋肉を縮める必要があるときには伸ばし、伸ばすときには縮める必要があるのです。
ジャンプをしようとしたとき皆さんはどうしますか?腕を振り、膝を曲げてからジャンプしますね。
膝が伸びた状態で止まっている人がジャンプしようとしたとき、わざわざ膝を曲げて筋肉に逆の
動きをさせなくてはならず、どうしてもタイムラグが起こります。これでは『素早い動き』とは
言えないですね。
では、つねに腰を落とした状態を保つためには強力で持久的に優れた背筋・大腿四頭筋・大腿二頭筋・大臀筋が
必要です。これらの筋肉を総合的に鍛えることができるのはデッドリフトと呼ばれるトレーニングです。
その他にもありますので自分にあったトレーニングを見つけましょう。
また、『素早く動く』を敏捷性として考えたときには身体の反応性(神経系)を高めるトレーニングと
スムーズな動き(体重移動・バランス)をできるようにするトレーニングが必要です。
調整力を高めるトレーニングを参考にしましょう。