2.分布図作成マクロプログラムについて

■ マクロプログラムは、こんな感じです

◆起動画面
マクロ起動画面
◆操作画面 マクロ操作画面


■ ダウンロードはこちらから

   ◆ bunpuzu_ver4_200403_tokutei
        「分布図作成マクロver4」の2004年3月版(8,942KB)
        特定生物の2002年度までの分布データ収録

   ◆ bunpuzu_ver4_200403_seitaka
        「分布図作成マクロver4」の2004年3月版(8,274KB)
        セイタカアワダチソウ、アブラコウモリの2002年度調査結果データ収録

    それぞれ右クリックをして、「対象をファイルに保存(A)」を選び、
    デスクトップなど任意の場所に、保存してください。


■ 概 要

 このマクロプログラムは、基準地域メッシュ(3次メッシュ)コードを東西・南北別にデータ変換し、それをMicrosoft Excelの散布図グラフで表示させるものです。
 何種類もの生物の分布データが混在している一覧表の中から、自分が分布図を作成したい種類のデータのみを抽出し、散布図に表示する過程をExcel VBA(Visual Basic for Applications) を使って自動化してあります。


【参考:基準地域メッシュ(3次メッシュ)コードとは】
 簡単に言えば、1/25,000 地形図を縦横10等分して得た1/100のメッシュそれぞれを、
 8桁の数値コードで表示したものです。
   1次メッシュ・・・1/200,000 地勢図の区割りに相当
   2次メッシュ・・・1/25,000 地形図の区割りに相当
   3次メッシュ・・・2次メッシュの100分の1 (これを基準地域メッシュとも言う)

 環境庁発行の「都道府県別メッシュマップ」を使うと、調査した地点の3次メッシュコードが簡単にわかります。


■ ver3からの機能の強化点

  1. 3種類の異なる生物について分布図を作成し、それらを重ねて表示できます(図1)。
  2. 分布図の表示マーカーサイズを変更できます。
  3. 分布図の背景図版に段彩図を使用し、地形の概要と分布との関連がわかります。
  4. 表示範囲を、岐阜県全体から1/25000地形図1枚半の範囲まで、11段階の拡大ができる。表示範囲の東西南北への移動もできます(図2)。
  5. 背景図版を県境・河川・2次メッシュによる白地図に変更できます(図3)。
  6. ユーザーフォームをモードレス表示の設定にしました。
3種類表示の状態
図1 3種類を重ねて表示した状態

拡大前の全体像 拡大例 拡大例の白地図
図2 拡大表示
(左:全体図、右:拡大図)
図3 図2の拡大図を白地図に変更


■ 使い方

下図は、マクロの起動画面の一部です。分布図作成作業は、下図の(1)、(2)、(3)の順に進めます。
それぞれ、青色の部分をクリックすると、それに該当したマクロが動きます。
作業内容は、黄色の「説明」という部分をクリックすると、その説明文にジャンプしますので、それをご覧ください。

調査データは、いつでも追加が可能です。
なお、データを追加した場合は必ず「(2)調査データの座標計算および種名リスト作成」ボタンをクリックしてこのマクロを動かしてください。これによって、分布図表示のためのデータ更新がなされます。

「(3)分布図の表示」ボタンをクリックすると、操作画面があらわれますので、それのユーザーフォームに書かれている作業手順に従って、作業を進めてください。
マクロ説明

◆Excelのマクロセキュリティ設定変更について

  このマクロプログラムをダウンロードして、起動させようとしても動かない場合には、
 次のマクロセキュリティの設定変更をしてください。

 ツール(T)→オプション(O)→セキュリティ→マクロのセキュリティ(S)
という順にメニューを開いていくと、セキュリティレベルに関する表示が出てきます。
 レベルは、高・中・低と3段階ありますが、このうちの「中」を選択してください(右図)。
 本プログラムのExcelファイルを開く前に、この作業をした後、いったんExcelを終了します。
マクロセキュリティ変更1

 こうすれば、本プログラムをはじめとしてマクロを含むExcelファイルを開くときに、マクロの有効・無効を選択するための表示(右図)がそのつど表れます。
 そこで「マクロを有効にする」を選択してください。これで、起動できます。
マクロセキュリティ変更2

■ 参考文献


■ その他

 本研究は平成14年度、平成15年度教職員自主研修グループ支援事業の補助を受けておこないました。