(1) 根端分裂組織の採取 |
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スライドグラスの上に、あらかじめ染色しておいた根端をのせます。 |
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* 根端分裂組織が含まれているほうを採取しなければ、分裂中の細胞を得ることはできません。 |
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(2)細胞の分散 |
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20%グリセリン溶液を1滴たらし、カバーガラスをかけます。 |
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ろ紙をのせ、上からトントンと軽く叩き、細胞を分散させます。 |
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* 細胞が重なっていると、観察しづらいので分散させます。
(右の図はプレパラートを横から見た拡大図です。)
細胞を、つぶすのではありませんから、叩く時の力を加減しましょう。
また、叩いているときにカバーガラスがずれると、細胞が壊れますから注意しましょう。 |
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細胞の広がりぐあいを見ます。
右の写真は肉眼で見たようすを、2枚並べたものです。
(写真の左)ならばよいですが、
(写真の右)ならば、さらに分散させましょう。
(クリックすると拡大します) |
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これでプレパラートは完成しました。
次は、観察です。
(1)分裂組織をさがす |
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低倍率(150倍)で検鏡をして、分裂組織をさがします。
丸い細胞の多いところが、分裂組織です。
(写真・左です)
繊維状の細胞や細長い細胞の多いところは、分裂細胞がすでに分化してしまっており、分裂中の細胞を見ることはできません。
(写真・右です). |
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(分裂組織がある) |
(分裂組織は無い) |
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分裂組織の場所でも、観察に適しているところを選びます。
細胞の分散しているところ(写真・左の方)がよい場所です。
細胞の重なっているところ(写真・右の方)は不適です。 |
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(2)分裂期の細胞をさがす |
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分裂組織の場所でも、大半は「間期」の細胞です。
その中に、分裂期の細胞が混ざっていますから、さがします。
見つかったならば、高倍率(600倍)に変えて、観察・スケッチをします。. |
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また、次のような細胞も見られます。
中期の細胞には、まったく違った見え方が2つあります(−その理由へ)
では、さがしてみましょう