三番叟は能から派生したものであるといわれています。能の式三番(翁)では,第一に千歳が舞い,第二に翁が舞った後に,第三に黒式面の翁が,扇と神楽鈴を持って舞うので「三番叟」といわれます。真桑人形浄瑠璃において,三番叟は神事芸能として人形芝居上演の最初に所に演じられる演目です。氏神祭礼の当日神社拝殿に衣装を供え,のちそれを舞台に移して上演するのが慣わしです。人形は一体を三人で動かし(主使い,左使い,足使い),主使いは座頭格の人形使いがあたるのが原則です。

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