ヤナ漁はあゆ漁の中でもとりわけ大仕掛けな漁法で,石組みを築き流れを集め,中央 の簾に差し掛かると川底の落差を利用した流速で魚が掛かる(落ちる)というのがおおまかな仕組みです。実際本格的なヤナ漁では,一晩に数千匹ものあゆが掛かることもあるといいます。とはいえ,大水が出てヤナを越えたり破損したり,渇水で魚がかからなかったりと自然を相手にしているだけに難しいものがあるのが現状です。

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