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円空仏と呼ばれる,独創的で力強い素朴な美しさに満ちた仏像で知られる円空は,美並村(現・郡上市美並町)粥川で生まれ,この地で出家したと言われています。
美並ふるさと館はこの円空仏を展示した円空ふるさと館と,昔の民家や山仕事の様子などを展示した生活資料館に分かれています。
円空ふるさと館には初期から晩年期にかけて彫られた円空仏約90体を展示しているほか,円空上人の生涯を写真やパネルでたどれるようになっています。生活資料館では,昔の民家や山仕事の様子などを展示しています。
謎に包まれた部分が多いとされる円空の生涯ですが,寛永9年(1632)に美濃国郡上郡の南部,ふくべがたけ瓢ヶ岳山麓(郡上市美並町)で,木地師の子として生まれたという説と羽島市上中町の中観音堂で生まれたという二つの説があります。寛文3年(32歳)には美並村(現・郡上市美並町)の粥川寺において得度したものと考えられ,その後も美並村(現・郡上市美並町)を中心に仏像作りを行っています。そこで,美並町では,この地を「円空のふるさと」と考えて,昭和63年円空を広く世に紹介し,後世に伝えるため,粥川寺の跡地に円空ふるさと館が建設されました。館内には町内の円空仏90体あまりや,円空自筆の修法書や経文の写しなどを展示し,円空の生涯を紹介しています。
平成3年4月に開館した美並村生活資料館は,地元の有志30名による文化財保存協会が中心になって手作りでできた資料館として有名で,山と川に生きた生活の再現をめざして建設されました。
囲炉裏のある農家や林業にまつわる木馬やいかだなどが復元されており奥美濃の山村郡上市美並町の昔の生活の様子や,先人の知恵を永く残すと共に,理解できるようになっています。
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