清流ルネッサンス21は正式名称を「水環境改善緊急行動計画」といい,平成5年度に建設省(現在の国土交通省)によって創設された,平成12年度を目標に河川,湖沼,ダム貯水池等の水質改善を図るための計画です。この計画では,水質汚濁が著しく,生活環境の悪化や上水道への影響が顕著な河川,湖沼,ダム貯水池等が対象になっています。
 岐阜県内では,平成6年3月に長良川中流部の支川(境川,新荒田川,荒田川,論田川,桑原川)が第1次計画対象河川に選定され,これまでに浄化施設の設置,浄化用水の導入,底質(泥土)のしゅんせつなどが行われています。
 平成13年以降は,清流ルネッサンスUと呼ばれる「第二期水環境改善緊急行動計画」に基づき,水環境改善施策が推進されます。岐阜県内では,羽島市の桑原川が清流ルネッサンス21の継続として対象河川に選定され,引き続き事業が進められています。
 なかでも,岐阜市などの3市3町を流域(流域面積約54平方キロメートル)とする,境川は,汚濁負荷量が大きい長良川の支川です。平成11年に完成した,境川河川浄化施設は,毎秒6.4立方メートルの大量の汚水を取水口からポンプアップし,バクテリアなどを使った浄化施設を通し,きれいな水で長良川に流入させています。
 また,岐阜の市街地を流れる新荒田川・荒田川・境川は,都市化にともなって水質悪化が著しく,この改善が望まれてきました。そこで,長良川本流の水を岐阜市の日野地区でポンプアップし,延長3.3キロメートルの導水路経て岩地川に導水し,岩地川から新荒田川と境川に分流し,荒田川へも導入させることにしました。平成8年度から浄化用水の導入が実施され,毎秒4.0立方メートルの水が流れています。
 これ以外にも様々な対策を実施して,1リットル中のBODが5ミリグラム以下になるような努力が続けられているのです。

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