わたしたちのふるさと岐阜県は、標高0mの平地から3000mをこえる山々まであり、変化に富んだ環境となっています。
 したがって、標高のちがいで、低い所から、常緑広葉樹林(じょうりょくこうようじゅりん)、落葉広葉樹林(らくようこうようじゅりん)、針葉樹林(しんようじゅりん)、高山植物(こうざんしょくぶつ)とさまざまな植物の様子が見られます。
 また、岐阜県はあたたかい所を好む植物と寒い所を好む植物、雪に強い植物と雪に弱い植物といった植物分布の接点にもなっていることから、植物の種類は非常に多いです。現在までに3,000種類をこえる植物(種子植物とシダ植物)が確認されています。
 このように植物の種類が多いので、当然それだけ動物の種類も多いです。たとえば鳥は281種、魚類は82種、そして昆虫(こんちゅう)のチョウ類だけでも本州に分布する約90%にあたる143種が見つかっています。
こうした植物や動物の種類の多さは、このふるさと岐阜県が、たいへん豊かな自然環境であることを物語っています。






県の鳥ライチョウ
問 題
 県の鳥、ライチョウはこの標高のちがいによる植物の分布(垂直分布図)のどこで生活しているのかな。

答え…2500m以上のものすごくきびしい自然の中にいるよ。