化学のレシピ - 化学演示実験カード -
登録番号: 98
分類番号: C111 化学II 学反応の速さと平衡 学反応の速さと平衡
タイトル:
時計反応
所要時間: 10 分
目 的:
反応の速さと濃度の関係のついて考えさせる
器 具:
ビ−カ−(100ml,3),メ−トルグラス(20ml,2),試験管(2),ストップウオッチ,温度計,駒込ピペット
薬 品:
0.02mol/l-ヨウ素酸カリウムデンプン溶液,0.05mol/l-亜硫酸水素ナトリウム0.1mol/l-硫酸
事前準備:
A液,ヨウ素酸カリウム 4.3gに、1%デンプン溶液を加えて溶かし1gとする。
B液,亜硫酸水素ナトリウム 5.2gに、水を加えて溶かし1gとする。
方 法:
- メ−トルグラスに,それぞれA液20mlとB液20mlをとり,両液を100mlビ−カ−に入れ,時間を測る。(基準となる反応時間)
- 濃度を小さくする。メ−トルグラスにそれぞれA液20mlとB液10mlに水10mlを加たものを取る。両液を混ぜて,反応時間を測る。
- 温度を高くする。A液,B液各20mlを試験管に入れ,1.の温度より10〜20℃高いお湯に浸す。約10℃高くなったところで,両液を混ぜて反応時間を測る。
- 触媒の影響。メ−トルグラスに、A液20mlとB液20mlをとり、B液の方に触媒の0.1mol/l 硫酸を数滴加える。両液を混ぜて、反応時間を測る。
留 意 点:
亜硫酸水素ナトリウムは分解しやすいので、B液はなるべく実験直前に作るのがよい。
関連領域:
参考文献:
「実験による化学への招待」(日本化学会編)
化学レシピ 岐阜県高等学校理化教育研究会
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