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国土交通省道路局 道路整備効果事例集より抜粋したもの
 飛騨地方から高度な治療が受けられる設備のある岐阜市などの病院に患者を搬送する際, 東海北陸自動車道を利用することにより約1時間の時間短縮ができ, 救急医療活動に大きく貢献しています。

 東海環状自動車道の開通により, 各都市と名古屋港の所要時間が大幅に短縮され利便性が向上し, 物流の効率化に大きく貢献しています。
岐阜市:現在120分→開通後70分(50分の短縮)
大垣市:現在 85分→開通後60分(25分の短縮)
土岐市:現在125分→開通後60分(65分の短縮)

 安房トンネルの開通により, 冬季の通行が可能になり通行距離が10km短縮(15.6km→5.6km), 走行時間も25分短縮(30分→5分)されました。また, 冬季の地域間の所要時間(高山ー松本間では約1時間)が短縮されました。高山市と東京(新宿)を結ぶ直行バスが運行を開始し, 関東までが身近になりました。観光客が増加するなど, 開通による経済波及効果は1,170億円とされています。

 東海北陸自動車道の開通(昭和61年3月岐阜各務原ー美濃)以降, 奥美濃地域ではスキー客数が約3倍に伸びました。平成8年春の郡上八幡ICの開通の影響を受け, 「郡上踊り」の 観光客数にも変化がみられます。

 東海北陸自動車道路の整備が年々進み, 交通の利便性が増した美濃インターチェンジ周辺では, 大規模工業団地整備が相次ぎ,企業が進出しています(美濃テクノパーク)。
また, 関インターチェンジ周辺にも同じような様子がみられます(関テクノハイランド)。