所在地・・・各務原市鵜沼三ツ池町6丁目329番地

開設年・・・1978年

施設の概要

 歴史民俗資料館では、歴史的文化遺産の収集、調査、研究、保存などを通して、郷土の歴史や伝統的文化に親しみ、郷土に根ざしたより素晴らしい文化を未来に向けて創造していくことができるような拠点として、展示、見学者への説明、講座の開設、資料調査報告書の作成等の活動を行っています。

 

旧桜井家(各務原市の重要有形民俗文化財)

   
 旧桜井家は、明治4年(1871)に養蚕農家の住宅として建てられ、昭和51年(1976)まで使われていました。間口18.7メートル、奥行9.5メートルの妻入造りで、屋根は現在トタンに覆 われていますが、元は茅葺きでした。間取りは四八(よはち・八畳間四つ)、仏間(二畳)、隠居部屋(四畳)、土間(玄関と炊事場)、三尺廊下(南北両側・現在は東西)、馬屋となっていて、この地方の裕福な自作農家の家屋です。


▲炊事場

炉畑遺跡(岐阜県指定史跡)

 各務原台地のほぼ中央部に位置する炉畑遺跡は、今から約5000〜2000年前の縄文時代中期から晩年にかけて営まれた集落遺跡です。昭和43年から昭和46年まで5度にわたり発掘調査が行われ、竪穴住居10軒、土器棺墓3基、土器、石器が発見されました。


▲春の炉畑遺跡公園

 現在は、竪穴住居10軒のうち、6軒が復元保存されています。
 なお、出土した土器、石器類は各務原市中央図書館3階の埋蔵文化財調査センターで展示されています。

歴史民俗資料館

a.収集・保存

  • 急激な都市化によって環境や生活形態が変わり、古くからの歴史や民俗文化が消え去ろうとしています。歴史民俗資料館では、市内の旧家に残る古文書や民具を収集・保存しています。

b.学習会

  • 歴史民俗セミナー(各務原の歴史や民俗を学ぶ会)
    一般を対象に有料で、各務原の歴史や民俗についての年4回の講演会と年1回の古文書講習会を開催しています。
  • 夏休み歴史教室
    小学校高学年を対象に夏休みに参加形式の講座を開催しています。

c.刊行物

  • 年1回資料館だよりを刊行しています。また、年1回各務原市の歴史や民俗についての資料調査報告書を刊行しています。

 

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学習資料

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