p1_b1.gif (1493 バイト)・・・中津川市苗木639番地の15
p1_b2.gif (1663 バイト)・・・1998年
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 この博物館は、中津川市出身の鉱物研究家故長島乙吉氏とご子息の地球科学者故長島弘三博士から中津川市に寄贈していただいた貴重な鉱物コレクションを展示し、日本三大ペグマタイト産地のひとつである「苗木地方」を紹介し、中津川市の地質を楽しく学ぶ場となっています。
また、周囲を自然とのふれあいの場として位置づけ、「夜明けの森きらめきパーク」と名付けました。
 当市では、この博物館を自然科学の学習拠点施設として位置づけ、生涯学習、学校利用に役立てています。
 

  1. 本館
    鉄筋コンクリート造一部2階建、石工室、収蔵庫、機械室 など
  2. 別棟「きらら広場」
    鉄筋造平屋建(上屋のみ)ストーンハンティングゾーン、石の楽器、ベンチ
  3. 中庭
    展石小公園、苗木花崗岩40t 

▲大型遊具 ジャングルポケット
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【建設経過】
平成4年資料調査を開始
平成6年建設基本構想
平成8年より本体建設着工
平成10年3月竣工
【面積】
延床面積 本館1,853u・別棟299u
 

  中津川市鉱物博物館は、中津川市が策定した第三次総合計画に基づき、自然科学の学習拠点施設として建設されました。「苗木地方」(当市を含め、長野県南木曽町、同山口村、岐阜県坂下町、同福岡町、同蛭川村、同恵那市にまたがる地域)は、鉱物の種類が豊富な日本三大産地のひとつとして古くから知られており、全国の鉱物学者やアマチュア研究者が大勢訪れました。

  このフィールドを舞台に育ち、日本のアマチュア鉱物の父と慕われた「長島乙吉翁」は、明治23年(1890)岐阜県恵那郡苗木町津戸に生まれ、その生涯を希元素鉱物の調査研究にささげられました。

 長島乙吉翁のご子息「長島弘三博士」は、希元素鉱物の化学的研究を中心に、分析化学者として、また地球化学の第一人者として多大な功績を残されました。

  長島父子は、調査研究の成果として「日本希元素鉱物」を出版(1960年)され、「苗木地方」が日本における希元素鉱物のすぐれた産地であるとともに、美しい鉱物も多いことを理解してもらえるようにと、それまで収集された鉱物コレクション約1,700点を昭和39年(1964)当市に寄贈くださいました。また、コレクション寄贈後も調査整理のため、度々苗木に立ち寄られました。

 当市では、長島父子のご意志と「長島鉱物コレクション」を多くの方々に広く紹介するため、地球の贈り物「鉱物・岩石」を通して自然の不思議・偉大さを学習する場として「鉱物博物館」を、さらに植物を含めた自然とのふれあいの場として「夜明けの森」を位置付け、希元素鉱物の産地「苗木地方」を再発見していただくため、平成7年度〜平成9年度の3ヶ年をかけて建設整備を行いました。


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