| 四、雪を生かす (3)伐採の方法と用具
普通、山仕事に使われる用具は、ナタ、ヒラノコ、ヒキオトシ、オオギリ、クチヤ、オノで、冬の仕事の時にはこの他に、クマやカモシカの皮で作った尻当て、藁で作った履物、雪から、身を守るためのばんどりや、たみの(田蓑)ヒノキ笠などが使われた。 特に、藁靴、ふんごみ(きびそ当)、はばきは山仕事の履物の大事な物であり、軽快で作業に大変便利であった。この三つは、一人三組が必要とされ、戸外や炉の「火あま」に常に干しておき、次の作業に備えた。 この三つの履物を着装すうrことを足ごしらえといい、また新雪が降ったり、荒道の往復には、かんじきを履いた。 作業に必要な小道具や弁当は昼てご(ねこだてご)に入れて担いだ。これは今のリュックの用をなし重要な藁加工品の一つである。
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