e-気象台　昔の観測測器

気温､湿（しつ）度､雨量（りょう）などの気象観測（きしょうかんそく）を行うために、昔（むかし）から使われている観測測器（かんそくそっき）の紹介（しょうかい）をします。

現在（げんざい）、気象台（きしょうだい）ではこれらとは違（ちが）った観測測器（かんそくそっき）を使っています。

気温をはかる測器（そっき）

百葉箱（ひゃくようばこ）は、気温と湿（しつ）度を正しくはかるために必要（ひつよう）なものです。

全体が白くぬってあり、日光を反射（はんしゃ）させて、中の温度だけがとくに高くなるのを防（ふせ）いでいます。

百葉箱（ひゃくようばこ）の中には、温度計や湿（しつ）度計などが入っています。

写真内の左側（ひだりがわ）のものが百葉箱（ひゃくようばこ）の中で使用する通風乾湿（かんしつ）計です。通風乾湿（かんしつ）計では、気温と湿度（しつど）を同時にはかります。

写真内の右側（みぎがわ）のものは持ち運びのできるものです。

これらは、空気の圧力（あつりょく）(気圧（きあつ））をはかるものです。つつにはられた紙をペンがさしている機械（きかい）が自記（じき）気圧（きあつ）計、丸い円の中で針（はり）が数字をさしているのが指示気圧（しじきあつ）計です。

雨を直径（ちょっけい）２０ｃｍの大きさの受水口（じゅすいこう）から、漏斗（ろうと）で貯水（ちょすい）びんに集めます。その雨の量（りょう）を、雨量（りょう）ますではかって観測（かんそく）します。

大雨のときは、貯水（ちょすい）びんが雨でいっぱいになる前に、新しいものに交換（こうかん）して観測（かんそく）します。