【7】「消費者」として情報を読み解こう!
メディアを読み解こう
インターネットやチラシの広告には消費者の目を惹きつけようと様々な工夫がされています。しかし、商品やサービスの品質や価格について、消費者の誤解を招くような不当な表示は「景品表示法」(不当景品類及び不当表示防止法)という法律で禁止されています。
情報の信憑性を調べ、商品に見合った金額を自分で判断して支払う。
そのためには、日頃から様々なことに関心を持って情報を収集しておくことが大切です。
その他の禁止されている表示例
- メニューに「飛騨牛」と表示されていたが、実際には交雑種だった。
- 雑誌の読者プレゼント当選者数が、実際に記載されている数より少なかった。
- 旅行パンフレットに実際に旅行では見られない景観写真を表示していた。
- セットで「お徳用」と表示していた食器が、バラ売りでも同じ価格だった。
ソーシャルメディアのマナーとルール
インターネットは世界中の人が使う公共の場です。インターネットは便利で楽しいものですが使い方によっては、自分が加害者にも被害者にもなる危険性があります。たとえ自分に悪意がなく軽い気持ちで書き込んだとしても、他者に不利益を与えたり、傷つけたり、社会問題に発展したりすることもあるのです。
インターネットでの発信は、発信者を特定できて、半永久的に残ります。それらを踏まえたうえでルールやマナーを守り、責任を持って発信しましょう。
また、SNS(ソーシャル・ネットワーキングサービス/LINE等)がきっかけとなる消費者トラブルが増加しています。「ネットで知り合った人を簡単に信用しない」「知らない人からのメッセージは無視する」など、トラブルに遭わないように注意しましょう。
情報を発信する前に気を付けること
- 自分はもちろん、友人・知人の個人情報を書き込まない。
- 情報は確かめてから発信する。ネット上の情報はウソが多い。
- 他者が写った写真を許可なく発信しない。プライバシー権の侵害になることも。
- 他社が作ったイラスト・動画・音楽などを勝手に利用しない。著作権の侵害になり、使用料や損害賠償を求められる場合もあり。