右図のように、3つのベクトルがあります。
青と赤は、平行移動させれば完全に重なりますので、全く同じベクトルです。
一方、青と緑は、平行移動しても重なりませんので、全く違うベクトルです。
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「ベクトルを動かす」ということは、平行移動させるという意味(青→赤)と、異なるベクトルを作り出すという意味(青→緑)があります。ここでは後者の意味で、「ベクトルを動かして」みましょう。
ベクトルの代数学的表現は、始点を原点にとることにすれば、終点の座標と同じであったので、べクトルを動かすことは、その終点の座標を動かすことと同じです。
「ベクトルや点が刻々と動く」とは、点の座標( x,y )が、( t の関数,t の関数 )のように、時間 t の関数で表現されているということです。
たとえば、
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ここでは、=( x,y )=( t の関数,t の関数 )が、時間 t (媒介変数)とともに動く様子を、3つのタイプの「『動くベクトル』シミュレータ」で観察してみよう。
◆=(x,y)
◆a,b,c,d は、
◆t は、-10 から 10 の間で、
【観察の観点】
※(c,d)は、どんな
※の終点は、
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◆=( x ,y )
◆a,b,c,d は、
◆t は、-10 から 10 の間で、
【観察の観点】
※の終点は、
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◆=( x , y )
◆a,b,c,d は、
◆t は、-10 から 10 の間で、
【観察の観点】
※(c,d)はどんな
※の終点は、
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