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「ベクトルとは、大きさと向きを兼ね備えた量をいう」というのが、ベクトルを学ぶ上で最初に出くわす言葉(定義)でしょう。その例として、「力」「速度」「風」などの日常的直感的な量が紹介されます。
一方、もう一つの定義として、「ベクトルとは、複数の数値をセットで表した量である」という言い方もあります。例えば、人間の体格=(身長、体重、胸囲、座高、・・・)や、成績=(国語、社会、数学、理科、・・・)などがそうです。いずれの定義にしても、ベクトルは、様々な対象の属性を数量的に表現する有効な方法であることには変わりません。

ここではベクトルの基本的な内容にかかわる話題を提供します。


【ベクトルのいろいろ】 目次

1. ベクトルとは何か(定義について)

2. ベクトルの演算について その1(和と差、実数倍)

3. ベクトルの演算について その2(内積)

4. 動くベクトルの表現方法について
「動くベクトルの表現方法について」より



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