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バーチャル・ミュージアム 館蔵古写真集 第2集掲載11

房島やな場

館名: 岐阜県歴史資料館 地域: 岐阜市 時代: 明治


岐阜市


揖斐川筋の房島(現、揖斐郡揖斐川町)やな場。やなは、河川の一定水域を竹材などを用いて遮断しそこに落ちる魚を捕獲する漁法である。揖斐川筋のやな場や落鮎の漁獲は、古くから知られており、文禄3年(1594)にやなが存在した記録がある。明治の頃のやなは、流域の水利組合によって運営され、毎年7月15日から10月15日まで行い、5万尾以上の漁獲があった。捕った鮎は魚籠に入れいけすに放養し、来客の求めに応じたという。現在見られる観光的なやなは戦後に始まったもので、元来は純粋に漁労を目的とした施設であった。
 
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