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関連情報

薪能くるす桜

i3-1.jpg (3656 バイト)   「くるす桜」は古今伝授の祖・東常縁の物語です。八幡町村瀬家に、宝暦9年(1759)に筆写された「久留春桜」が残されており、ほかにも天理図書館などに書写本がありました。これに注目し、能楽師味方健氏に能として復曲を依頼しました。

 大和町商工会青年部が、町興しの能としてこれを取上げ、全町的な取り組みに発展して実行委員会が組織されました。昭和63年8月7日、初上演が為されました。以後、実行委員会は有志に移りましたが、毎年8月7日、明建神社の例祭「七日祭」の夜の催しとして定着し、回を重ねています。

 この能の魅力は、第一に会場の良さです。―大木が繁る荘厳な神社の境内で行われ、拝殿がそのまま能舞台になる。ヒグラシの蝉時雨や滑空するムササビが自然の演出をする。さらに現地の物語りを現地でしている臨場感。バザーも出店され、地の食を味わいながら観能する―ここに専門家は能の原点のような懐かしさを感じています。

 薪能くるす桜は、古今伝授の里・大和町のシンボル的催しとなり、多くのお客さまを魅了し続けています。

法楽連歌

  平成4年8月6日に連歌を復興、以後、毎年薪能の前日に連歌をまき、薪能の前に明建神社に奉納しています。指導は島津忠夫氏(大阪大学名誉教授)及び鶴崎裕雄氏(帝塚山女子大学学長)、捌きは浜千代清氏(元京都女子大学教授)です。全国から有志、地元の歌人たちが集まって10〜20人程度で44句(世吉の連歌)を付けます。

 「日本歴史館」(小学館)には、「明治以降、連歌の衰微はいっそうはげしく、福岡県行橋市今井の祇園社の夏祭りの神事として残されていた程度であったが、近年、大阪市平野の杭田神社や岐阜県大和町の明建神社で連歌の復興が試みられている。」と、紹介されています。

椿まつり

  大和町は太平洋側と日本海側の結節点で、海岸部に自生するヤブツバキと積雪地帯に自生するユキツバキが混生しています。これらが自然交配したユキバタツバキの群生が見られます。このユキバタツバキの顕彰と保護を目的に行われるのが「椿まつり」です。平成6年4月に始まり、以後毎年4月中旬ころに篠脇山荘を会場に開かれます。

 展示方法がユニークで、池に花櫓を組んだり、花筏を浮かべたり、また空中に浮かせたりと、毎年趣向が凝らされ訪れる人々の目を楽しませてくれます。

見たい見せたい美術展

  i3-3.jpg (3051 バイト)歌人と造形作歌との共同作業による、大変珍しい美術展が、今年10月から11月にかけての1ヶ月間、行われます。この美術展は、単に短歌作品からイメージされるものを造形化するのではなく、造形作品を連歌の付句として制作しているところに、大きな意味があります。日本中で今までにない、明日に夢を託せる企画ではないでしょうか。

 参加者される造形作家と歌人は、岐阜県を中心に活躍される造形作家と大和町の造形作家、そして現代短歌界をリードする歌人が参加されます。また、全国的に評価の高い大和町小中学生の短歌も取上げています。

 穏やかな秋を色付かせはじめるフィールドミュージアムで、野外展示を中心とした作品が「歌」となって、ひとの心と情景をうつしだしてくれます。

リンク集

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レストランももちどり
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