●所在地 高山市上岡本町1丁目590番地
●開設年 昭和34年7月14日(民俗館)・昭和46年7月1日(飛騨の里)
●開設の経緯
昭和20年代後半、戦後の急速な経済復興に伴う電力需要に応えるため、全国で電力開発が進められました。 飛騨の荘白川地方から冨山湾に注ぐ庄川にも大規模な御母衣ダムが建設されることになり、多くの民家が取り壊される運命にありました。
貴重な建物を保存するために、荘川造りから切妻の合掌造りに変化する小屋組を残している、大野郡荘川村の若山家を移築、復元して「飛騨民俗館」として公開したのが始まりです。
飛騨民俗館から約600m上方に、個性豊かな古民家等30数棟を再建するとともに農耕、養蚕、機織等の生産、生活用具を展示し「飛騨の里」がオープンしました。
●施設の概要
豪雪に耐えてきた合掌造りや、樽葺き屋根など、飛騨地方の代表的な民家三十余棟が立ち並び、昔の山村風景を形づくる飛騨の里。
北アルプスの峯々を一望できる松倉山のふもとに心のふるさとが広がっています。
各民家では、農山村の生産・生活用具を数多く展示しているほか、わら細工、刺し子などの実演や季節折々の催事も行っています。 自然が織りなす美しさの中で体感する飛騨の暮らし。
●飛騨の里歳時記
1・2月 |
かるた大会、焼き餅サービス、冬のライトアップ、竹スキー、そり遊び、炭焼き、節分 |
3・4月 |
ひな祭り…ひな人形飾り |
5月 |
車田の田植え、民謡の発表 |
6月 |
端午の節句…鯉のぼり、菖蒲祭り |
7月 |
開村記念日(第1日曜日)、ホタル観賞会 |
8月 |
飛騨の里まつり…子供伝承芸能公演、七夕飾り・川床飾り、夏色めぐり |
9月 |
車田の稲刈り |
10月 |
秋色めぐり |
11月 |
菜あらい・漬け物漬け |
12月 |
花もち作り・お鏡作り、しめ縄作り、除夜祭 |
●民芸品製作体験教室
期 間 4月から10月までの期間
時 間 各教室とも2時間(午前の部・午後の部)
内 容 わら細工、刺し子、壁飾り、草木染め、さるぼぼ、版画
料 金 入館料の他に各300円 (さるぼぼのみ500円)
受講者 各20名程度の団体
●民芸品作りの実演
期 間 4月から11月中旬までの期間(平日のみ)
時 間 午前10時から午後3時まで
内 容 わら細工、刺し子……毎日
機織り、ひのき笠……土曜、日曜、祝日のみ
バンドリ、ショウケ、樽へぎ……随時
●工芸集落
・伝統工芸の実演を行っています
・染め物、一位一刀彫り、飛騨染め
●ボランティアガイド
期 間 4月から11月中旬までの期間
時 間 午前10時から午後3時まで
内 容 ガイドの方が、館内を自由に散策しながらガイドをしていま
す。
●お茶、塩せんべいのサービス
期 間 4月から11月中旬までの期間
時 間 午前10時から午後3時まで
内 容 囲炉裏を囲んでくつろいでいただけます。
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