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所 在 地
恵那郡岩村町99番地
開 設 年
太鼓櫓(写真)は1996年に復元されました。
施設の概要
岩村町歴史資料館は、城山の山麓にあった藩主邸跡を利用して、昭和47年 に開館しました。八百年の歴史をもつ岩村町に伝わる数々の資料・文化財を 中心に詳細に説明、陳列して一般の観覧に開放しています。中でも県指定文化財でもある明治年間の岩村城平面図は、大きさ・正確さが素晴らしい。
▲岩村城藩主邸太鼓櫓
   
主な展示資料の紹介

岩村城は800年の歴史があり、その歴史を物語る文化財・歴史資料・古文書は非常に沢山あります。その中から貴重なもの、参考になるものを選んで展示しています。未公開の資料も多く、時々入れ替え、また特別展も実施しています。

  1. 明和・岩村城平面図(県重要文化財)
    明和3年(1766年)に岩村藩士磯貝正名が藩主の命をうけて、門人と共に岩村城全部を測量しました。「3分をもって1間、1尺8寸をもって1町」と註のとおり、実に正確に縮尺してあり、縦1.8m、横4.5mという超大型です。

  2. 孔子画像軸(県文化財)
    岩村藩校知新館の釈奠の間に奉懸されていた孔子画像で、呉導子の石刻の拓本。

  3. 佐藤一斎自讃画像軸(県文化財)
    江戸末期の大儒学者一斎の肖像画を椿椿山が画き、一斎がその上部に讃を書いた。讃は姿というものは変化するが我が真念は変わらない、心(精神)を見てほしいとあります。

  4. 永正・天文などの棟札(県文化財)
    永正5年(1508年)城内八幡神社の棟札で城主遠山頼景の名があります。天文・元和・寛永の棟札4点が県文化財です。

  5. 「松平乗寿」「乗薀」着用具足(県文化財)
    乗寿15才が大阪夏の陣(1615年)に着用した血染めの具足と乗薀が着用した具足。乗薀の具足は実戦には役に立たない飾り具足です。

  6. 日本最初の英和辞典(町文化財)
    文久2年(1862年)発行の日本初の活字を使用した英和辞典。日本現存14冊。岩村藩校知新館にて使用。日本語の訳が面白いので研究がなされている。

  7. 藩士歴世略譜(町文化財)
    明治2年、岩村藩議行局が藩士の家譜を編集したもので、各藩士の出身・歴代の禄高・役職が記載してあります。

  8. 丹羽氏奉献絵馬(町文化財)
    城主丹羽氏純が寛文11年(1671年)に城内八幡神社へ奉献したものです。この外17枚の大型絵馬が町文化財です。

  9. 大円寺井戸囲(町文化財)
    建武2年(1335年)開創の大円寺は、元亀3年(1572年)に武田信玄の命により焼き討ちされました。この井戸囲は、地下から発見されたものです。


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