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 百済(古代朝鮮の国名)から日本に仏教が伝わったのは538年とも552年ともいわれていますが、聖徳太子のすすめによって仏教は国の宗教として広がり、都を中心に各地で仏教寺院が建てられ、白鳳期には全国に400以上の寺院があったといわれています。
 美濃・飛騨地方で寺院が建てられるようになったのは壬申の乱(672年)以降のことで、この地方の豪族が活躍し、これをみとめて美濃・飛騨地方あわせて20ほどの寺院が建てられたといわれています。
 また仏教が伝わるとともに寺院の建て方や瓦をつくる技術が伝わり、大規模な古墳にかわって寺院を建てることが権力の象徴となりました。
 御嵩町内で出土する軒丸瓦や軒平瓦などから、願興寺廃寺・伏見廃寺・送木廃寺の3つの古代寺院が確認されています。

▲願興寺廃寺第一形式
輻線文縁単弁八葉軒丸瓦
▲願興寺廃寺第二形式
輻線文縁単弁八葉軒丸瓦
▲願興寺廃寺第五形式
線鋸歯文縁単弁八葉軒丸瓦