見つけよう−ペガスス、みなみのうお座、みずがめ座
 「ペガススの四角形」、この名はペガスス座からきています。ペガススとは、銀色のつばさを持ち空を自由に駆けめぐることのできる馬のことです。四角形はペガススの胴体にあたります。この四角形は、秋になると空高いところで輝くので「秋の四角形」とも呼ばれています。
 四角形の西側の2つの星を結び南へ真っ直ぐのばすと、南の空やや低いところに白く明るい星が見えます。これが秋の夜空ではたった一つの1等星、ファマルハウトです。ファマルハウトには魚の口という意味があり、その名の通りみなみのうお座の口もとで輝いています。魚の姿はファマルハウトから西に向かって星をたどっていきますが、暗い星しかありません。みなみのうお座は、その上にあるみずがめ座からこぼれ落ちる水を飲む姿で空を泳いでいます。
 みずがめ座は黄道12星座のうちの一つです。しかし、明るい星が少ないので星座絵に描かれているような、少年がみずがめを傾けて、みなみのうおの口へ水を注ぎ込むようすを想像するのはむつかしいかもしれません。ただ、ペガススの四角形の西側の星からファマルハウトの間にいくつかの暗い星が見えたら、それはみずがめ座の星だと思って間違いありません。

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